【ステップファミリーがしんどくなってしまったあなたへ】継子との関係を良くする3つのコツ

お悩みA子さん
お悩みA子さん

幸せになれると思ってステップファミリーになりました。いざスタートしてみると思っていたよりしんどいです。関係が良くなるのにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか?

と悩んでいるあなたへ、必要な時間と関係をよくするコツをお伝えします。

石の上にも3年ステップファミリーは8年?!

ステップファミリーとして関係がしっかり出来上がるまでには約8年かかるといわれています。

8年なんて長すぎると思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

夫婦二人きりの生活だとしてもお互いの考えを理解したり、居心地のよい関係にしていくのは時間のかかることですよね。そこに子どもが加わるため、短期間では関係を築くことは難しく、一定のプロセスを経て関係を築いていくと言われています。

関係が出来上がるまでのプロセス

  1. 恋愛中は「きっとうまくやれるだろう」と思って結婚を決める
  2. 「あれ、こんなはずじゃなかった」と様々な壁にぶち当たる
  3. 「この結婚は無理があったのかも」と思うほど悩みが深くなる
  4. 我慢できず本音をぶつけるようになりパートナーとの口論が頻繁になる
  5. このままじゃいけないと思うようになり、解決策を探ろうとする
  6. ある程度家族の考えが分かるようになり、少しずつ余裕が出てくる
  7. ひとつの家族になっている感覚があり、投げ出したいとは思わなくなる

こんな風に段階をひとつずつ進んでいきながら関係を築いていきます。

個人差はありますが、5年ほどでうまくいくようになる家庭もあれば、8年以上かかる家庭もあります。

あくまで目安として8年くらいと考えておくことで、一緒になってすぐの段階で家族がうまくいっていなくても、焦らずに「今は関係を築いている途中」だと思うことができます。

ステップファミリーは8年くらいかかるのね・・・と知っておいてください。

「8年は長い・・・」と思ってしまうあなたへ、今日からできる【継子と関係を良くするための3つのコツ】をお伝えします。

【継子と関係を良くするための3つのコツ】

継親になって、一番ストレスを抱えるのは「継子の育児」ではないでしょうか。

継子が大人になった時に困らないように・・・と継子のためを思って生活習慣や躾を伝えているはずなのに、全然改善されない上に反抗的な態度が続けば、どんどんストレスが溜まりますよね。

昨日まで違う生活習慣だった人間が、一緒に暮らすようになるのですから、大人同士でもすり合わせには時間がかかるものです。
頭では分かっていても、毎日一緒に暮らしていると何度も何度も目に付きますし、本来ならゆっくりくつろぐ場所である自分の家の中だからこそ、どうしても我慢できないこともあると思います。

始めは優しく伝えていたけれど、何度言っても継子は変わらないし、それを見ているとイライラするようになって、いつの間にかキツイ口調になったり、怒ってしまう・・・・そうなってしまうのは、誰にでもあることです。
あなただけではありませんよ。
私もそうでしたし、沢山の継親さんが継子への躾で悩んでいらっしゃいます。

ではどうすれば良いのでしょうか。
私のおすすめのコツをお伝えしたいと思います。

継子と関係を良くするためのコツ

  1. 相手次第ではなく自分次第だと気づく
  2. 継子のできていることに目を向ける
  3. 生活の中に自分の好きなことを取り入れる

順番に解説していきます。

1.相手次第ではなく自分次第だと気づく

ステップファミリーとして暮らすとき、継親がしんどくなる原因の多くは「継子の言動」にイライラしたり、ストレスを感じることが増えたことなのではないでしょうか。

継子だけでなく、パートナーの言動にイライラするということもありますし、パートナーの家族(継子の祖父母)に対して・・・ということもあるでしょう。

こんなに頑張っているのに、全然うまくいかない・・・
継子はどうして自分の言うことを聞かないんだろう・・・
パートナーはどうしてもっとわかってくれないんだろう・・・

「一生懸命やっているのに、なんだか思うようにいかなくて、頑張っても頑張っても報われなくて、言えば言うほど自分一人が悪者になったような気がして、毎日がどんどんしんどくなってしまう。継子がもっと言うことを素直に聞いてくれたらいいのに。パートナーがもっと気持ちに寄り添ってくれたらいいのに。」

悩んでいるときはどうしても「相手が変わってくれれば解決するのに」と思ってしまうものです。

昔の私もそうでした。

自分はもうできるだけの努力をしているのに、これ以上どう頑張ればいいのかもわからない・・・と思っていました。

ですが、相手を変えようとするのではなく、自分の関わり方を変えることで継子との関係を良くしていくことができました。

今どんなにしんどい状況でも、未来は【あなたの今の行動次第】で変わっていきます。相手ではなく自分次第なのです。

今と同じ関り方を続けて、ずっと同じように悩んだまま暮らしていくこともできますし、関係を良くするために、効果的な関わり方を取り入れて行動していくこともできます。

関係を一朝一夕に築くことはできませんが、まずはあなた次第で未来は変えられると気づくことが大切です。

2.継子のできていることに目を向ける

継子と一緒に暮らすようになって、継子の言動にストレスを感じてしまうのは仕方のないことだと思います。冒頭でもお伝えしたように、違う生活習慣の中にいた人間同士が家族になるのですから、すり合わせていくのは簡単なことではありません。

ですが、継子の嫌な部分を見ようと思えば、いくらでも見つけることができてしまいます。
人は、相手の欠点を見つけるのはとても簡単だからです。

できていないことに目を向け続けると、継子に対して「ネガティヴな感情」ばかり持つようになってしまいます。

ネガティヴな感情を持つようになると、ますます継子のできないことや自分と合わないところが目に付くようになります。

そして・・・継親が目に付くことを指摘し続けて、叱ったり、怒ったりを繰り返すうちに、ますます継子は継親の言うことを聞かなくなるんですね。

子どもは【自分のことを認めてくれない・信じてくれない大人】の言うことを聞こうとはしないものです。

私は昔、この間違いを長い間続けていました。
自分が厳しく育てられた経験から、子育てとはそういうものだと思い込んでいました。正しいことを教えるためには時には厳しくてもかまわないと考えていたんですね。

ですが、継子との関係を良くするために、沢山の育児書を読んだり、心理学を学んで気づいたのは、叱り方以前の問題だということでした。

本当に大事なことは<子どもを信じて、認めてあげること>で育まれる信頼関係が根底にあるかどうかなのです。

信頼関係があるからこそ、伝えたことが子どもの心に響くのであって、信頼関係が出来上がっていない状態で厳しく叱る行為は、関係を壊すばかりだったのです。

「できれば躾は実親さんに任せた方がいいですよ」とアドバイスさせていただくのには、こういった理由があるのですね。

ですが、そうは言っても、継子と過ごす時間の長い継母さんからしてみれば「実親にやってもらえないから、自分がやるしかないんです」と苦しいところだと思います。私もそうだったので、とてもよく分かります。

もし継親の私たちが継子の躾に関わらなければならないなら、まずは継子との間に信頼関係を築くことを最優先にすることをおすすめします。

方法はシンプルです。

「継子ができていることに目を向けて、できたタイミングで声をかける」ことです。

慣れるまでは、違和感を感じたり、突然褒めるなんて胡散臭く聞こえるのではないか?と思うかもしれませんが、1日1回でいいので毎日続けてみると、必ず変化が出てきますよ。

「何かをできるようになってほしい」「正しいことを教えよう」とするのではなく、まずは関係をよくすることを目標にして、できたことに目を向けてみてほしいのです。

それが簡単なことだったとしても、できて当たり前だと思うようなことでも、一つ一つ見つけて継子に伝えていくことで、継子は継親が自分を認めてくれていると感じるようになります。

元気よく挨拶出来たら「お!〇〇ちゃんのあいさつ気持ちいいね♪」
自分で服を洗濯機に入れられたら「洗濯機に入れてくれたんだ?助かるなぁ♪」

といった感じで、小さなことを認め、あなたの気持ちを伝えてみましょう。

次第に信頼関係ができていけば、自分のことを認めてくれる大人の意見なら、子どもはすんなり聞けるようになっていきます。しつけや何かを教えたりするのは、それからでも遅くはないのです。

子どもなりに、ステップファミリーという新しい生活の中で努力したり、自分の立ち位置を考えたりしているものです。
継親が自分のことを好いているのかそうでないのかは、敏感に感じ取っています。

少し時間はかかりますが、信頼関係ができて、継親の言葉をすんなり継子が受け止められるようになれば、結果的に継子へのストレスを減らすことにつながるのではないでしょうか。

3.生活の中に自分の好きなことを取り入れる

継子と信頼関係を作ることが大切だとお話しましたが、関係を築くまでの間のストレスの解消法についてお話します。

ステップファミリーになって、今までと大きく生活スタイルが変化するだけでも、かなりのストレスを感じるものです。
一緒に暮らすパートナーや継子とは、育った環境が違う以上、生活習慣の違いは沢山ありますし、物事の優先順位も違います。

継母さんの多くは、みんなで一緒に暮らすようになって、家族に費やす時間を捻出するために、自分の時間を削り、自分のやりたいことを後回しにして毎日頑張っています。

趣味や好きなことをする時間が無くなってしまうと、気持ちを切り替えることができないまま、ストレスも解消できず、少しずつ気分が落ちてしまいます。

そして、気分が落ちるのは継子やパートナーのせいだと感じるようになり、次第に怒りの矛先は家族に向かっていってしまいます。

我慢し続けることは、誰のためにもなりません。

「短い時間でもいいので自分の時間を作り、好きなことを取り入れること」を意識的にすることで、気持ちを切り替えることができます。

あなたの<家の中でできて・簡単にできる・好きなこと>は何でしょうか。

家族のためにも、自分のためにも、生活の中に自分の好きなことを取り入れてみてほしいなと思います。

継子との関係を良くしていくことは、継子のためだけではなく、自分の毎日を楽にすることにもつながります。

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