こんにちは。
子連れ恋愛・子連れ婚 専門カウンセラーの渡邊菜美子です。

継母になったとき、大変だなと思うことは無かったですか?
こんな風に質問されることがあります。
継母さんから聞かれることもありますし、友達や知り合ったばかりの方に聞かれることもあります。
今回は私が初期の頃に感じた「大変だな」という点をお話しようと思います。
まず最初に誤解のないようにお伝えしておきたいのですが・・・
大変なことがあるからと言って、楽しい時間が全くなかった訳ではありません。
自分が不幸だと思っていたわけでもありません。
ただ、思っていたよりも遥かに大変だと感じる場面が多かったということです。

結婚前は優しいお姉さんでいられる
私は、もともと子どもと関わるのは苦手ではありませんでした。
親戚の子どもや、友人の子どもと話したり、関わるのは好きな方でした。
だから、彼の子どもと一緒に過ごす時間も、子どもの好きそうな話題を準備したり、似合いそうなものを見つけたら買っていったり、一緒に楽しく遊んでいました。
お付き合いの期間は、そうやって過ごしていたことで、私と子どもとの関係はとても良好でした。
結婚を考えたとき、子どもが「お姉ちゃんがお母さんになってほしい」と言ってくれたから、前に進む勇気を持てたと思っています。
結婚することが決まってから
結婚をすることが具体的に決まってから、子どもと過ごす時間が一気に増えました。彼と二人きりで過ごす時間はほとんどなくなり、常に三人で行動するようになりました。
結婚を決めたのだから、家族にならなくちゃ と気合を入れていた部分もあって
常に気を張って、過ごしていたような気がします。
後から思えば、しっかり彼と子育てについて話し合うならこのタイミングがベストだったな・・・と思います。
結婚してから
結婚して三人の生活が始まりました。
朝早く子どもが起きる前に出勤して、夜子どもが寝付いてから帰宅する夫。
子どもの世話は、全て私にのしかかってきました
一人暮らしで自由気ままに生きていた私が、突然六歳の女の子のお世話をする日常に変わったのです。
- 子どもの寝起きがとても悪く、抱きかかえてリビングに移動させてもまだ寝てる・・・を毎朝起こすところからスタート
- 朝食を作っても「コーンフレークや菓子パンがいい」と不機嫌
- 小雨でも車で送ってほしいと言う
- 子どもと二人きりで、お風呂に入れ、歯磨きをして、絵本を読んだりして寝かしつける
- 食事のマナーを教える
- お友達との関わり・もめごとで相手のおうちに謝罪に行く
- 体調が悪い子どもの病院通いや看病は私の役目
- 学校の保護者の行事は全て私が参加
- PTA役員も子ども会行事も私が参加
- 周りの保護者から「若いお母さんですね、いくつの時の子?」と度々聞かれる
挙げればキリがないのですが、普通に我が子を育てるお母さんと何ら変わりのない生活が、初日からスタートしたのです。
最初は、これが普通なんだ。自分が母親になろうと決めたんだから。と常に頑張っていました。
ストレスが大きくなるのを感じる
私が新しい生活を必死で頑張っていることを、当時の夫は気付いていませんでした。
夫からすれば、子どもの世話を任せて仕事に集中できるし、私と子どもはうまくいっている方だと思っていたのです。
しかし、本当の私は日常が一変したことで、感情も揺れるし、思うようにいかない子どもとの関わりに心がすり減っていくようでした。
どれだけ伝えても、子どもがすぐに変わることは無く、イライラして怒ってしまうことが増えました。
こちらが怒ると、子どもは耳がパタンと閉じてしまったようになって、何も聞いていないようでした。
ただ黙ってしまう子どもに対して、尚更ストレスがたまるという悪循環でした。
そして、数か月くらい経った頃、子どもの帰宅する足音が聞こえると身構えるようになりました。
夫に気持ちを伝える
子どもの帰宅してくるときの足音に身構える自分に気づいたとき、あぁ相当やばいな。と気付きました。
拒否反応のようになってしまっていたのです。
子どもには悟られないように、できるだけいつも通り会話することを心がけながらも、このままではダメだと思い、夫に伝えました。
・・・・が、ここからがもっと大変になりました。
夫との喧嘩が増える
夫に正直な気持ちを伝えるようになると、喧嘩が増えました。
継子についてのストレスは、夫には理解してもらえていない。そう感じました。
口では「大変だよね、よくやってくれてるよ」と言ってはくれるものの、具体的な解決策は何も話し合えないまま、毎日が過ぎていきました。
継子のことを話すと、必ず喧嘩になりました。
仕事に行ってしまえば家の中のことなんて見ることもない夫。
結婚して仕事を辞めたことで、ストレスだらけの家の中にしか居場所がない私。
自分ばかりが何もかもを我慢して、諦めているような、とても寂しい気持ちで過ごしていました。
12年経った今、振り返って
最初の頃に感じた「大変さ」は、今思えば子連れ再婚家庭についての勉強が足りなかったことから起きた問題ばかりでした。
お付き合いの段階で仲良くできることと、実際に一緒に暮らしだしてからも仲良くできることとは別のことだと、気付いていなかったんですよね。
子連れ再婚家庭になることの大変さや、対処の仕方・夫婦の理解も不足していました。
最初から知っていれば、学んでから結婚していれば、喧嘩ばかりではなくて、もっと前向きに話し合えたのかもしれないと思います。
もし現在、子連れ恋愛中の方や、子連れ再婚でお悩みの方には、陥りやすい問題などの知識や知恵を付けていってほしいです。
私のカウンセリングでは、あなたの悩みをお伺いしながら、これからどうやっていけばいいのかを見つけるサポートをいたします。
あなたが幸せな家庭を築いていくお手伝いができれば嬉しく思います。